お知らせ

【富士工業株式会社】FUJIOHと麻布大学が清水建設と共同執筆 研究論文が学術雑誌の影響力指標SJRで最高位の評価を獲得するアメリカ毒性学会の学術誌に掲載

2026年04月16日
プレスリリース
富士工業株式会社と麻布大学は、清水建設株式会社と共同で執筆した論文が、学術雑誌の影響力指標SJR※1(SCImago Journal Rank)で最高位の評価区分Q1を獲得するアメリカ毒性学会の学術誌『Toxicological Sciences』に掲載されたことをお知らせします。本論文は、室内のVOC※2低減を目的とした空気清浄機開発に関する共同研究をまとめたものです。毒性学分野の専門家による厳格な査読を経て学術誌に掲載されたことは、本研究が世界水準の質の高さであると客観的に評価されたことを示しています。

『Toxicological Sciences』掲載Webサイト:
https://academic.oup.com/toxsci/article/209/3/kfag009/8475412


※1 学術文献データベース Scopus のデータを基に、引用元の質(どの雑誌から引用されたか)と引用数を考慮して学術誌の影響力を評価する指標。『Toxicological Sciences』評価掲載Webサイト:https://www.scimagojr.com/journalsearch.php?q=25218&tip=sid&clean=0
※2 
VOC(揮発性有機化合物)は、建材や家具、日用品などから揮発し、室内の空気を汚染する物質の総称です。
    
左:VOC低減型空気清浄機稼働・未稼働時の室内の総VOC
(動物病院A、動物病院BはVOC低減型空気清浄機を稼働。動物病院Cは未稼働。)
右:開発したVOC低減型空気清浄機の内部構造

■研究成果の要点
 本研究は、化学物質を取り除くケミカルフィルターを搭載したVOC低減型空気清浄機を開発し、快適な空気環境の実現を目指したものです。実証では、VOC低減型空気清浄機が室内のVOCを大幅に低減することを確認しました。さらに、今回の実証によりVOC低減型空気清浄機がアレルギーなどの疾患抑制に寄与する可能性も示唆されました。

■主な発見
VOC 低減型空気清浄機を設置した動物病院の総VOC 濃度は、換気性に優れた大学附属動物病院と同程度の100µg/m³未満に維持されていたのに対し、未設置の動物病院の総VOC濃度は100µg/m³を超えていました。これによって、VOC 低減型空気清浄機の稼働により、室内の総VOC 濃度が大幅に低減されることが確認されました。
 
さらに、VOC低減型空気清浄機を使用した空気環境で飼育したマウスは、通常の空気環境で飼育したマウスと比較して、喘息およびアトピー性皮膚炎の症状が有意に軽減されることも基礎研究で確認されています※3。そのため、今回の実証により、VOC低減型空気清浄機による空気中の化学物質制御が気道や皮膚の疾患の抑制に貢献する可能性が示唆されました。

※3 出典:Ohira C, Tomita K, et al. Removal of volatile organic compounds by chemical filters significantly inhibited the development of atopic dermatitis symptoms in mice: potential implications for air-conditioning systems in healthcare environments. Toxicological Sciences. 2026;209(3):kfag009.

ニュースリリースはこちらをご覧ください。
  • 重要なお知らせ
  • ニュースリリース
  • カテゴリアーカイブ
  • 月別アーカイブ

PAGE TOP